― お詫びと言い訳 ― |
二次創作サイト「マンジュウヤ」に来て下さって、本当にありがとうございます。 管理人・不破瑞希からお知らせしたい事があり、このようなページを作りました。興味のある方はそのままスクロールして下さい。 まず最初に一言、何ヶ月も放置していて本当にすみませんでした。サイトの管理人にあるまじき行為だったと反省しております。 特に、放置中にもかかわらず拍手やメールで励ましを送って下さった方々には、この場を借りて感謝とお詫びを申し上げます。本来なら個人個人にご連絡やお返事をしたい所なのですが、メールはともかく拍手はログが残っておらず、このようなお返事になってしまってすみません。 こんな残念なページを作ってしまった訳は、完全に私個人の問題にあります。決して荒らしや晒しに遭った訳ではありません。本当に個人的な、私生活の問題です。 ここ一年くらいの日記を読んで下さってる方にはお解りかもしれませんが、管理人はヨガの講師になるための勉強を日々しております。それは単に体を動かすだけではなく、東洋医学も勉強して心身共に健康体を目指そうというものです。 ところが去る2008年3月、東洋医学の師匠が永眠しました。もうご高齢だったのもありますし、講義中も体調をよく崩されていました。亡くなる一週間前には入院までしていらしたので、覚悟は出来ておりました。 しかし、理性と感情は別物です。先生がもういないという事実に、頭は納得しても心が納得してくれなかったのです。 その上、私が取り扱っているジャンルは「幻想水滸伝」という、人の生と死をテーマにした物語です。有り体に言えば、書けなくなってしまったのです。それまでも忙しさにかまけて、二次創作をする事が出来ていませんでしたが、やるぞという気力はありました。 けれども、身近な人の死は私にとっては重すぎたようです。 幸せな事に、私は今まで祖父しか亡くしておりませんでした。それなのに幻想水滸伝というジャンルをしていたのは片腹痛いかもしれませんが、人の死に初めて触れた時の感覚を思い出し、精一杯私なりに創作していました。 ですが、先生が亡くなられて、頭の中にふと疑問が湧いてしまったのです。 「私が今まで書いてきたものはいったい何だったんだろう」 「このまま書き続けてもいいのだろうか」 「いや、出来るはずがない」と。 そんな事を思うようになり、忙しさを理由に放置をしていました。 けれど、時間が経つにつれ、また書きたいと思えるようになりました。先生の奥様のお顔に笑顔や力が満ちるごとに、私の書きたい、やりたいという欲求も高まっていきました。その、矢先です。 今度は大叔母が逝去したのです。 大叔母は父の母の姉で、血縁ですが少し遠い親戚という感じで、でも私にとっては大切な人で、小さい頃からずっとお世話になってきた人でした。 大叔母ももう年で、その上幼少の頃から小児麻痺を患っており、決して健康体とは言えなかったし、これも先生と同じなのですが、亡くなる一週間前には入院をして、意識不明の状態だったので覚悟は出来ていました。 しかしやはり、前述した通り、理性と感情は別物だったのです。 身近な人がこんなに一度にいなくなる衝撃は大きいものでした。 私ももう成人していますし、作品を通して語った事があるように、死はいつかは訪れるものだと思っているし、避けようのない事柄だと思っています。だから、二人の死は悲しいけれど、事実としては受け入れています。 それよりも私にショックをもたらしたのは、無力感でした。 何も出来なかった、何もしなかった、という。 この無力感は相当大きなものでした。過去に戻る事が出来るなら、とは思いません。戻ってもきっと私は同じ事しか出来ないでしょう。それが解っていてなお、無力感に苛まれるのです。しかも解決方法はありません。ただじっと耐えて、克服するしかないのです。 私が主人公として見ている、2主人公・アキラ君。彼もこんな気持ちだったのでしょうか。今さらながらに、ナナミちゃんを亡くした彼の気持ちが少しだけ理解出来たようが気がします。もちろん、状況は全く違うのですが、身近な人を亡くしたという点においてだけは、共感してもいいと思うのです。 さて、ここまで言い訳ばかりでしたが、ここからは今後についてお話ししたいと思います。 単刀直入に言います。まだ、書きたいです。まだあの幻想水滸伝の世界に触れていたいのです。だからと言ってすぐに書けるかとなると、そうはいかないのですが……。 けれど、少しずつでもやっていきたいです。まだまだ幻想水滸伝や2主人公達に触れていたいです。 どれだけかかるか判りません。来て下さっている方には本当に申し訳ないのですが、これからの更新頻度はよりいっそう不安定になると思います。 けれども、気力や時間がある限り、頑張っていきたいと思っています。特にシリーズものは(悩める騎士など)鬼のような所で終わっているので、頑張ろうと思います。 長々と読んで下さってありがとうございました。 お怒りや批判、ご意見はトップのメールフォームから受けつけていますので、何かあれば言って下さいませ。甘んじて受ける所存です。 2008年9月27日・不破瑞希 |